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  009関連(6) アポロンとアルテミス特集(笑)

ローマ神話では、アポロンはアポロ、アルテミスはディアナ(英語ではダイアナ)になるので、これは同じものとして扱ってます。
一部は解説も有り。

☆アポロとダフネ
ベルニーニ作/ボルゲーゼ美術館(ローマ・イタリア)




 まずは大好きな彫刻のアポロ像。このアポロは顔も美形、そして肢体は少年のように繊細で、本当に美しいのです♪ 詳細は、009関連(2)をご参照いただければ・・・。

 

☆アポロ像とディアナ像
ポンペイ アポロ神殿(ポンペイ・イタリア)


    

 左はディアナで右がアポロ。いずれもレプリカで、本物はナポリの博物館にあります。009関連(5)にも多少の解説を載せてます。

 

☆アポロ、ディアナ像
ヴァチカン博物館(ヴァチカン市国)

 もう、くさるほど(というのは言い方が悪いのですが・・・)あります。最初はディアナ全部撮ろうと思ったのですが、あまりの多さに諦めました。ですので、これらも“一部”と思ってください。

 この2つは、“キアラモンティ美術館”にありました。左のは大きいですが、右のは棚にちょこんと載っている小さな像です。  

    

こちらは、ピオ・クレメンティーノ美術館にある像。


☆ ベルヴェデーレのアポロ

 これは、数少ない、解説の見つけられた像です。しかもやっとアポロ(笑)。この像は、ピオ・クレメンテシーノ美術館のベルヴェデーレの中庭に面した場所に展示されています。この像自体は、帝政ローマ時代のもので、アテネのアゴラにあったブロンズ像の模刻なのだそうです。オリジナルは“おそらくレオカレス作(紀元前330〜320年)”とのこと。左手には弓、右手には矢を手にしていたのだろうと考えられています。

 

☆ディアナ像
モンテマルティーニ美術館(ローマ・イタリア)


 ディアナ(アルテミス)は、比較的判断が簡単なので、眼につきます。大体、短衣を着ているか、弓矢を持っているか、頭に三日月を頂いているか、です。ここは、発電所の機械をバックにしているので、ちょっと不思議な雰囲気。   

 

 

 

☆アポロ像とディアナ像
カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)


 ここにもディアナがたくさんありました・・・。  二つの アポロの像は、とてもよく似ています。特徴は、竪琴を持っていることですかね。

   



 

  

 

☆アルテミス、アポロン像 in Berlin
(ベルリン・ドイツ)


 まずは、新ナショナルギャラリーにあったもの。 ここの美術館は絵がメインだったのですが・・・彫像もすこしだけありました。    



 

 こちらは、ペルガモン博物館内に展示されている、ペルガモンの大祭壇周辺・東側を飾っていたというレリーフ。立っている人物の左から4人目の、左を向いている短衣の女性がアルテミスです。神々の敵、巨人と戦っているところらしいです。あ、上の写真にはアポロンもかろうじて映ってます(笑)立っている像では一番右、体だけしかない像がそうです。一応敵を矢で射止めているところだそうです。



 ちなみに、ここでは、この大祭壇(の一部)も復元しちゃってます。↓こんな感じ・・・。
ペルガモン博物館という名の由来は、このペルガモンの大祭壇から来ているようです。この博物館ったら、こういう建造物の復元がゴロゴロしてます。イシュタルの門もですし・・・。そういう意味ではすごくスケールの大きな博物館です。
 
この祭壇が作られた年代ははっきりしないようですが、ペルガモン王エウメネス二世(紀元前197-159)統治下に着工されたのは確かのようです。この祭壇のあった丘には、他にも多くの建造物があったようです。古代ではアレキサンドリアと並ぶ学問の都ですから、立派な図書館もあったようです。



 

☆アルテミスと雌鹿
ルーヴル美術館(パリ・フランス)


 この作品、ヴァチカンのベルヴェデーレのアポロと対とも言える作品みたいです。オリジナルの原作者が同じと考えられるようなのです。つまり、この彫像はレオカレスに帰属する紀元前4世紀のギリシャのブロンズ像に着想を得ている、とのこと。(でも、ブロンズ像は当然、残ってはいません)

3階?の絵画展示フロアには、この像のコピーのブロンズ像も展示されていました。
 

     



また、ネタを見つけたら多少増えるかもしれません(笑)