4日目(8月1日)  

** この日の観光コース **

ドルマバフチェ宮殿前 〜 ガラタ塔 〜 ヴァレンス水道橋 〜 ドンドルマ(のび〜るアイス)
(〜 アタチュルク空港)
 


最終日。半日なのでホテル近くで・・・と思って観光場所を選んだつもりでしたが、
またしても・・・休館日にあたってしまいました。ガイドブックのチェックを2日続けて忘れるなんて・・・
ほんとに大ボケ。まったく学習能力なし
(汗)。

まあ・・・そんなこんなで多少心残りもありましたが、総じて楽しい旅でした♪
 


☆ ドルマバフチェ宮殿 (Dolmabahce Sarayi cの下に髭 iの点無し )
 

 
 

 メフメット2世は、ビサンチン時代の小さな港だったこの場所を埋め立て、庭園を造りました。ドルマバフチェ、とは、“埋め立てられた庭”という意味なのだそうです。その後1839年にスルタンとなったアブドゥル・メジト1世が、時代遅れで手狭なトプカプ宮殿に代わる新宮殿をこの地に建てることを決定しました。設計者はニコゴス・バリアンで、トルコ・ルネサンス様式の巨大な宮殿が、1843年から16年もの歳月を費やして建設されました。
 1876年までオスマン帝国の公式宮殿として用いられていましたが、共和国となった1923年からは政府の施設として使用されています。

 で、最初のコメントに書いたように・・・この日(木曜)は休館日でした。正面の庭をうろうろして、外庭の海辺のテラスでお茶して終わり(泣)。でも、他にもがっかりして帰っていく観光客が結構いました(笑)ま、そんなわけなので、周囲の写真のみアップしております〜!
 上の写真は、正面の門です。閉じているのが分かりますよね!(苦笑) すごく豪華なつくりです。中もさぞかし・・・豪華なんでしょうね。


 そして、こちらが宮殿の海側。ボスフォラス海峡に面しています。かつては船着場として使用されていたそうです。右端奥に見えるのは第一ボスフォラス大橋。

  


 そして、振り返ると、トプカプ宮殿やアヤソフィアが見えます。建物は、ドルマバフチェのほうが立派そうですが・・・敷地の広さや立地条件はやはりトプカプ宮殿の勝ちですね!

 


 
さて、こちら。左は前庭にある、バロック様式の時計台です。見張り塔の役目を兼ねていたようです。左は ドルマバフチェ・ジャミイ 。宮殿の前にあるモスクで、設計は、宮殿と同じバリアンです。

   



☆ ガラタ塔(Galata Kulesi )  

 ドルマバフチェ宮殿の見学が出来なかったので、急遽向ったのがこちら。でも、結果的には行ってよかったです。やはり、高いところには上っておかないと(笑)。(←これは、これまでの両親やお姑さんとの海外旅行の教訓!)この塔は、ビサンチン帝国時代のジェノバ人居住区であった新市街側に立っていて、旧市街側を一望できる絶好のロケーション。・・・ほんと、実際に塔の上から見回すと、イスタンブールの地形を実感できますし、メフメット2世がこの街を欲した気持ちもよ〜くわかったような気分になれました。

 世界でも最も古い塔であった、最初のガラタ塔が建設されたのはビサンチン帝国時代の528年で、灯台としての役割を負っていたそうです。ちなみにこのときは木造でした。城塞の見張り用として現在の石造りの塔がジェノバ人によって建てられたのは、1348年(現地のパンフレットより)です。オスマントルコ時代には、もちろんスルタンの所有物となったようですね。ムラトVI世の時代には、この塔から、アジアサイドまで翼をつけて飛んだ飛行家もいたそうです。(どんな翼?とか詳細は不明ですが。)
 壁の厚さは下のほうで3.75m、これがてっぺんでは20cmまで薄くなっているとか。なるほど・・・。8階が展望台ですが、内側はフロアになっていて、昼は軽食が食べられます。そして夜は、ここはナイトクラブになるらしいです・・・。

   


 さあ、それでは、展望台からの景色を。
 まずは金角湾のずっと奥のほうを望みます。どのあたりからメフメット2世は船を浮かべたのでしょうか・・・(金角湾の入り口が大鎖(3日目その2ご参照ください)で封鎖された際、トルコ艦隊は、ボスフォラス海峡から陸上を運ばれて金角湾内に入り込んできました。これがビサンチン帝国側を驚愕させたのはいうまでもありません・・・)

 
 

左(岬の先端方向になります)回りに移動すると、ローマ時代の水道橋が見えます。せっかくのローマ時代の遺跡なので、アップ写真も♪これは、ヴァレンス水道橋です。(後で、別途紹介しています)


 もう少し左側に視線を移すと、アヤソフィア(左)とブルーモスクが見えます。ミナレット(尖塔)がモスクの目印。ブルーモスクは6本のミナレットがあるので、見間違えることはありません。・・・そして、その向うにはマルマラ海が。

    


 そして、さらに左にいくと、岬の先端にトプカプ宮殿。やはり、ここは一等地です。マルマラ海、金角湾に接していて、ボスフォラス海峡への入り口にあたります。
 ・・・そして遠くにうっすらと
陸地が見えます。あのあたりは、アジア側になるはずです。そう、あのずっとずっと向うにはトロイがあるのです・・・!!(笑)

 


 さらにさらに展望台を左へ回っていくと、ボスフォラス海峡が見えてきます。先ほどのドルマバフチェ宮殿もこの方角になります。遠くには第一ボスフォラス大橋が見えています。このずっと先は黒海につながっています。




 以上が、ガラタ塔からの眺めでした。
 ついでに・・・1日目に、旧市街側から観たガラタ塔を。結構大きくて目立ちます。



 このあとホテルにもどり、お迎えを待ちました。以下は、再びガイドさんと、同じツアーだった男性と行動を共にしています。
 


☆ ヴァレンス水道橋(Bozdogan Kemeri)
 

 古代ローマ時代の遺跡。ローマといえば水道橋♪・・・ですが、ここもきちんと訪れる時間がなく、車の中から写真を撮りました。上のガラタ塔からみえているのは、この水道橋です。
 この水道橋は、378年にヴァレンス皇帝時代に完成しており、郊外から地下貯水池まで水を引いてきていたそうです。3日目その2に紹介した地下宮殿の水も、この水道橋で運ばれたのだそうです。高さは26mの2階建て、長さは建設当時1000mで、現在でも800mは残っているのだそうです。
 他の多くの遺跡と同じく、この水道橋も、夜はライトアップされていました!でも、ここ、大通りのため、車はすごいスピードで駆け抜けます。よって、夜にも写真撮影にもトライしたのですが、ぼけぼけ写真になってしまいましたので、掲載は断念!

   



☆ ドンドルマ(トルコ風アイス)(Dondurma)  

 ここはクムカプというシーフードレストランの集まった町の一角です。他にも同じようなアイスの出店が出ていましたが、ガイドさんによるとここが一番!なのだそうです♪看板のおじさんが、看板とおんなじ格好をしてアイスを操ります。「看板の絵より本物のほうがかっこいいですね」と言ったら嬉しそうでした(笑)。ひとしきりパフォーマンスしたあとで、コーンにアイスを入れて渡してくれるのですが、このときちょっと意地悪されます!
  ドンドルマ、とはトルコのアイスで、ヤギの乳にラン科植物の球根から採れる粉”サレップ”を入れて作られるために、のび〜〜るアイスになるのだそうです。
 味は・・・コクがあるけど後は引かず(美味しんぼではないですが・・・)いくらでも食べられそうな感じでした♪
 



 ・・・アイスはここまでのびます!!!結構重そうです。体力もいりますね!

   



 これにて、トルコ・イスタンブールの旅は終わりです。また、長〜い飛行機の旅(なんといっても乗り継ぎ時の時間が長くて・・・)でした。



ここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました♪


2008.11.06