☆ モーゼの噴水 （Fontana del Mose) ☆
イタリア中央銀行に向かう途中にあった噴水。きったないです。これも洗浄が必要かと思います・・・。やっぱり、モーゼもゼロナイネタなので、一応。これは教会の正面ですが、教会名はわからず。今回歩いたときには気がつかなかったのですが、あとで地図を見返すと、この左側にある通りの向うにあった教会は、S.Maria della Vittriaといいまして・・・何と、前回きたところでした。わざわざベルニーニの彫刻を観に・・・。今回逆から歩いてきたら全然気がつかなかったのです。ああ、情けない！
☆ ローマ文明博物館(Museo della Civilta Romana) ☆
1930年代にローマ万博を目指して開発された地区、エウル（E.U.R)にある博物館。古代の発掘品や遺跡などを復刻したものが展示されています。本物じゃないといえばそうなのですが、ローマの歴史を感じ取るには格好の場所。ただ、本当は・・・若き日のティベリウスの像や、数々のカエサル像などが見たかったのですが・・・ここ、最近は曜日によって、開いている部屋が違うそうなのです。よって、残念ながら、お目当てのものを見ることは出来ませんでした(泣)。
さて、そんな中で、一番の見所は・・・これ。
コンスタンティヌス帝の時代のローマの街の250万分の１の模型です！！右側は、皇帝廟付近。 丸い段々になっているのが皇帝廟。昔はこんなに立派だったんですね・・・。そして、その左下にある白くて四角いものが、アラ・パチスです。
☆ モンテマルティーニ美術館（Musei Capitolini Centrale alla Montemartini) ☆
ここは、もともとは、ローマ初の公共発電所だったところです。・・・いまでも、敷地自体は発電所、もしくは電力会社の中のようです。発電関係の機械と一緒に彫刻が並べられている様は、結構面白いです。ここには、カピトリーニ美術館で未公開だった彫刻などが展示されています。
ではまず、帝政前後のお方たちの頭像。左から、帝政の礎を築いたカエサル、初代皇帝アウグストゥス、そしてアウグストゥスの右腕アグリッパです。悔しいけど、アウグストゥスはやっぱり美男ですわ。
で、こちらは、トロイネタ。といっても映画には出てきませんが。ギリシャ軍の英雄、そしてオデュッセウスの親友？ディオメデス。
続いては、大迫力の女性。小アグリッピーナです。彼女は、アウグストゥスの曾孫で、あの皇帝ネロのお母様。あの美男なアウグストゥスの血を引いているだけあって、美人ではあります。
対して、こちらは夫のクラウディウス帝。(ネロの父親ではありません）アグリッピーナは彼を愛していたわけではないのですが（涙）自分の息子を皇帝にするための遠大な計画のもと、無理やり結婚したのです。なんだかとってもかわいそうな顔立ちです・・・・・・。
そしてそして、ここにもあります、ティベリウス。これは結構かっこいいです♪多分若いときの像ですね。鼻が欠けているのと、ちょっと汚れてるのが難点ですが・・・。
続いては、ドミティアヌス帝。彼は死後記憶抹殺刑に処されてしまいます。でも、もちろん、それなりの成果もあげています。彼は、ティベリウスの統治をかなり研究したらしいです。それが、帝国防衛にも発揮されています。
さてさて、最後に美少年を一人。アンティーノーです。ハドリアヌス帝に愛された小アジア出身の美少年。塩野さん曰く、「ゼロとしてよいほどの知性の欠如である。美しさなら完璧で、そのうえまことに官能的だが、知力をうかがわせるものは影さえもない。思わず頬にふれたくなるような瑞々しい若さの美少女が、少年に形を変えただけのように見える。」（文庫26巻p67）・・・厳しいなあ。・・・ともかくもちろん、このように裸なのは、彼の死後、ハドリアヌスが彼を神格化したからです。
☆ スペイン階段（Scalinata di Trinita dei Monti） ☆
ここからは、お義母さまのご希望にて、お買い物タイムです。
で、こちらはご存知、ローマの休日で、ジョーとアン王女が再会する場面で使われた場所。・・・確か、アン王女がジェラートを食べていたので、やはりここは食べないと♪・・・でも、この暑さ。あっという間に溶けてどろどろ（泣）
（後で知ったのですが・・・ここでジェラートを食べることは、禁止されているんですって！！！え〜〜！！？）
☆ ポポロ広場（Piazza del Popolo) ☆ 
スペイン階段の面しているスペイン広場から、(多分)北西方向に通りをずっと歩いて行くと、この広場に出ます。写真は、この広場に面している、“双子教会”と呼ばれている教会です。
この広場は、昔は巡礼者の身元検査と納税のための場所だったようですね。
まあ、あちこち歩き回りましたが・・・お義母さんはちゃんと希望の品を買うことができました。めでたしめでたし。そして、これにこの日もおしまい。この日はローマ最後の夜でした。