4日目(29日)


** この日の観光コース **

 カプリ島 ( 青の洞窟 ~ アナカプリ ~ カプリ ) 

今回は、いつになく移動の多い旅で・・・ナポリは2泊でこの日はカプリに移動。





☆ マリーナ・グランデの朝  ☆


 例によって、時差ボケのため、早朝から目が覚めてしまいます。それで・・・ソレント半島から上る朝日を観ます。 日の出前から、だんだん登っていく様子をご覧ください。



 太陽が顔を出す直前。ちょっと視線を変えれば・・・朝もやの上にヴェスヴィオ山が浮かんで見えました。 静かな海と朝早く港を出ている舟・・・。朝の穏やかな風景ですね。

 このあと間もなく、半島から太陽が顔を出します・・。
   






 最後は、朝ごはんから部屋に戻ってきたときに撮った写真。早朝よりもやが濃くなっています。気温がどんどん上がって行っているためだと思います。





☆ 青の洞窟 (La Grotta Azzurra) ☆


     多くの観光客は、マリーナグランデから船でここまでやってきます。港からの船は、左の写真の一番左のちょっと大きいものです。奥のもそうですかね・・・いずれも横っちょに小さい舟がついているのがみえるでしょうか・・・。船からこの小舟に乗り移るんですよ。これちょっと大変そう・・・。
 今回は、マリーナグランデのホテルだったのでそのルートでもよかったのですが・・・ やはり、あまり気がすすまなかったので、前回同様、アナカプリ経由でバスでここまで来ました。 もう慣れたもの!なので、バスを降りて舟の乗り場までまっしぐら!おかげでバスチーム一番乗り(笑)。待ち時間は0分!
 
 数年前同様、小舟にのってから、料金を払います。(チップは後) 上の写真、崖のすぐ横にテントのような屋根の着いた船が見えます。それが、右の写真でおじさまたちが座ってる舟。ここで順番に入場料などを払います。     

 で。今回の料金が、ボート代€8.5。右が2009年の写真。€2の値上げですね。 (税金は上がってませんが。)確かにバス代も何もかも・・・訪れる度に値上がりしてますね。  ちなみに、これは一人分の料金。私たちの舟は、私たちのほかに外国人女性が一人の計3人が乗っています。

   

 左写真、私たちの前の組。 そしてふと、横の舟の乗り場に目をやると・・・そこそこ並んでいますね。船から小舟に乗り移るより、絶対、こっちの陸の乗り場から乗ったほうが楽です!!それに・・・待ち時間も短い気がします。

    

   そして、いよいよ・・・入っていきます。岩にぶつからないように、絶対に舟から身体を出さないように注意されます。ですから、舟に寝そべって「その時」を待ちます。穴をくぐる瞬間は、船頭さんもほぼ寝そべる感じ。
 これ、洞窟に入った瞬間くらいに撮ったもの。外がすごく明るいので、入った瞬間は、中は真っ暗に見えました。「あれ??こんなだったっけ??がっかり・・・」って、最初思いました、本当に。      

 目が慣れてくると、ああ、やはり美しい! しかも・・・やはり季節や時刻の影響なのか、前回より青が鮮やかな気がします。岩も真っ青に明るく光っていたのに感激!(前回は、それほどでもなかったと思います。ガイドブックに、岩も青い、って書いてあったのに、そうでもないな~と思ったので・・・)あ。あとは、今回の写真は、前回よりカメラの性能が上がっていて、より明るく撮れている、ってのもあります(笑)。
 そうそう、今回、アップではとっていませんが、左写真の左側の暗く窪んでいるあたりは、ティベリウスの利用していたと思われる船着き場。


    

 今回の一番の写真ですかね~。ただ・・・ちょっと手振れしちゃってますが!でも、水の青さと岩の青さがちゃんとわかるので・・・




 洞窟内を反時計回りに2周したあと、出口に向かいます。2周は大サービスだよ!と言われましたが、前回もそうだったんじゃないかなあ。。。
 そして。舟を降りる時。チップは・・・同乗したお姉さんがだいぶ奮発してたので(苦笑)、こちらも二人で同額くらいを渡しました。大サービスじゃないかな?? (そういえば、シモネッタさんの本で、ケチなスイス人はチップを渡さなかったら、舟から乗り移る際にオールで水をかけられた、というエピソードを紹介してました。) まあ、成金日本人とか思われるかもしれませんが・・・旅は気前よく行きたいですね!


   




☆ アナカプリ~マリーナ・グランデ ☆

 青の洞窟で夢見心地になった後は、バスでアナカプリまで戻り、ふらふらしして昼食。 アナカプリの町も、やはりハイシーズンだけに、これまでと比べて一番にぎわっているように感じます。 そして、ふらっと入ったトラットリア。昼食から、もちろんワインを楽しみます~♪ 前菜は、ハネムーン時に初めて「おいしい!」と思った、生ハム&メロン(prosciutto e Melone)! 夏はメロンがおいしいので、さらに美味しく感じます♪ こうして、昼間っから酔っ払い状態になるわけですね・・・ 

    

 そして、このときはバスで、マリーナグランデまで戻ってきました。真昼間は暑い!・・・ので、ここでいったんホテルに戻り、シエスタです(笑)。

 下の写真2枚は、ホテルの窓から夕方撮影したもの。
   

    



☆ サンセットクルージング ☆


 今年の、カンネ探訪に続くイベントはこのサンセットクルージングです! Capri Blueジーノさんのおすすめもあり、ジョヴァンニ船長の舟をチャーター♪ 夕暮れ時に、マリーナグランデのプライベートボートが係留されている方側のトラットリア前で待ち合わせしました。


     夕暮れのマリーナグランデも、趣があります・・・。
ジョヴァンニ船長と初対面!したあと、船長の船に乗る為に小さな桟橋に向かいました。

 岸からみえるマリーナグランデの玄関口。 入り口に、古代の柱が建っているんですね。これもティベリウスの別荘のどこかから持ってきたものかな~なんて、思っても見たり。


    

 そして、桟橋で船長を待っている間に撮った、綺麗な夕日が左の写真。右は、お迎えに来た船長と舟。なかなか立派な舟ですよね!

    

   舟に乗り込み、夕日を背に走り出します・・・。昼間の熱気がうそのような、さわやかな夕べです。
 この辺が、ティベリオ山。この上がティベリウスの別荘、ヴィラ・ヨヴィスと思われます。今回は夏、暑いので・・・数十分も歩く気にはなれず、ヴィラ・ヨヴィスは訪ねませんでした。
    

 なにやら、上に像が見えました。ヴィラ・ヨヴィスにはマリア像が建ってますが、これはまた別モノみたい。(ポーズが違うので・・・)なんだか、お釈迦様のようにも見えるのですが・・・(笑)。


    

        ここは、わざわざ見たのですが、ちょっと何だったかが不明。「自然のアーチ(Arco Naturale)」だったかなとおもったのですが、地図で確認するとちょっと違うみたいです。「奇跡の洞窟」というのがこのあたりなのかなあ・・・・・・???たぶん、船長から紹介はあったと思うのですが…記憶無。。。

 これは、「白い洞窟(Grotta Bianca)」これは、船長が日本語で教えてくださったので、よくおぼえてますよ! 残念なのは、日も沈んできていて暗くなってきているので、写真がことごとくピンボケなことですね・・・(苦笑)。


    

 なかなか綺麗な感じです。青の洞窟のような華やかさはないですが、落ち着いた感じですかね~。 でもこれが真昼間だとまた、ちょっと雰囲気変わるのかもしれませんね。
 海が、海底の白い石灰岩を反射しているのか、きれいな青色。そして地上の岩が真っ白。このコントラストもいいですね。

 さあ。そして・・・島めぐりのメインともいえる、ファラリョーニ(Faraglioni)!

    

 初カプリの際に、逆回りで島一周しましたが、その時にもこのファラリョーニのトンネルをくぐりました。今度は、逆方向からくぐります!
    
  こちらは、ヴィア・クルップ(Via Krupp)。クルップ氏がホテルから自分のヨットを停めてあるマリーナピッコラまで降りられるように敷設したらしい道。前回、前々回には、上から見た写真もあるので、もしよろしかったらご覧ください(こちら⇒、⇒)。クルップ氏、ガイドブックには「鉄鋼業界の有力者』としか書かれてないですが、武器製造や販売でも利益を上げているんです。「武器商人」といえば、ブラックゴーストをつい、思い出してしまいますね・・・。もちろん今はお子ちゃまではないので、「武器商人=悪」みたいな単純な図式で語ることはできないこともわかりますけど。

 さあ。興奮のクルージングも終盤。マリーナ・ピッコラに向かいます。たそがれのマリーナピッコラも、ちょっと控えめな感じがまた・・・素敵です。だんだん舟は港に近づいていき、「セイレーンの岩場(Scoglio delle Syrene)」が間近にみえました。(右写真)今度は、セイレーンの岩場も歩いてみたいものです。
 桟橋で、本日予約がされているリストランテのオーナーが迎えてくれました。ここで、ジョヴァンニ船長とはさようなら。


    

 すっかり人影のなくなった浜辺。・・・ほんとにちっちゃな浜辺で、プライベートビーチっぽいです。こんなところだったら、ゆっくりビーチで過ごすのもアリかな~と思ってしまいますが・・・でもいったい、ここに昼間はどれくらいの人がいるのか・・・。
 (ジョヴァンニ船長によると)本当は?海辺のリストランテがお勧めのようだったのですが、この日はお休みということで、町の上のほうのリストランテを予約してくださっていたようです。オーナーに連れられ、ずんずん上のほうに上がっていきます。途中、振り返るとファラリョーニがみえました。舟も結構出てますね。


    

 ずいぶん上ったような気がします。お店は、マリーナ・ピッコラのバスターミナルのすぐそば。そして、店先でみせてもらったのが、本日のメインディッシュ用のお魚!! ・・・でっかすぎです。二人で、なのに・・・!! でも、(言葉の壁のせいもあり)選択権はありませんでした(涙)。


    

上の建物の2階が客席です。席からみた海。夜の帳が降りる頃・・・ってかんじですかね~。クルーズ船の明かりも見えたりして・・・なかなか趣があります。       

 メインディッシュの前には、サーヴィスの軽めの薄い塩味ピッツァ!そして前菜はイワシのマリネ。いずれも美味!!そしてそのあと・・・・この巨大なメインディッシュが・・・!!! とてもじゃないけど、完食は無理です!! 左は、最初出てきたときで、右は、そのあと取り分けていただいたあと。美しいです。おいしそうです!美味しかったです!!・・・でも。結局結構のこっちゃいましたね。・
 でも。・・・そもそも、完食しようなんて、思わなくてもよいのでしょうね。夫が言ってましたが・・・私の後ろの席に座っていたカップルは、いろんなものをちょこっと食べて出て行ったそうです。しかも・・・召使(!)らしい人を引き連れてて、彼女は水しか飲んでなかったって・・・衝撃!!! ほんと、ハイシーズンのカプリって・・・・・・セレブの町なのね・・・。


   

 はい。せっかくなので、この日に飲んだワインも。ファランギーナという、たぶんこの辺の白ワインの代表的なブドウで造られたワインです。キリッとしてさっぱりとした辛口。うんまい♪ですよ!!
 お食事の後には、またまた♪リモンチェッロをサーヴィスしていただいちゃいました♪なんだか今回の旅はリモンチェッロづいていて、その魅力にはまってしまいました・・・!
    
       
 帰りは、リストランテからすぐの、マリーナピッコラのバスターミナルから最終バスに乗り込み、カプリの町まで。そしてフニコラーレでマリーナグランデに戻りました。
 これまでは、夜はアナカプリから出たことがなかったのですが・・・今回は、カプリやマリーナグランデ、そしてマリーナピッコラ・・・と、それぞれの町の夜を感じることができ、新鮮で楽しかったです♪



2015.6.16

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