6日目(31日)
** この日の観光コース **
トレヴィの泉 ~ モンテチトリオ広場 ~ アルテンプス宮 ~ ナヴォーナ広場 ~ パンテオン
~ サンタ・マリア・マッジョーレ教会
滞在したホテル、Majesticは、かつては充実した朝食に大満足だったのですが・・・前年から、基本朝食がつかなくなり、€30だか€35だか払っても、大したメニューではなくなってしまったのです。このため。旅の醍醐味の一つでもあったホテル朝食はあきらめ、ローマっ子っぽく、バールで朝食をとることにしました。
この日の目的地に向かう途中。左は、いつもの、トレヴィの泉(解説はこちら⇒ )。 朝はさすがに人も少ないですね。右は、モンテチトリオ広場(Piazza
Montecitorio)とモンテチトリオ宮(下院議事堂)。手前のオベリスクは、アウグストゥスが持ち帰り、かつてマルスの野の日時計の指針としたプサンメティコス二世(前6世紀)のものだそうです。 ☆ アルテンプス宮(Palazzo Altemps):ローマ国立博物館別館 ☆ 肝心の博物館の入り口写真を撮り忘れました(汗)。上の写真は、Grand floorを見学したあと、中庭にでて撮ったもの。人気がほとんどないのがわかりますよね。ほんと、ローマにはこういう、静かでこじんまりとした博物館も結構あるんです・・・。
続いては、アポロン2体。現場の解説もイタリア語のみなので、私の語学力では理解不能!
左はデモステネス(アテネの政治家だそうです)。右はアリストテレス。
こちらは、女神様シリーズってところですかね。左はアテナ。中央はアフロディーテで、右はデメテル。
左側は、再びアテナ。紀元前5世紀の、パルテノン神殿に祀られているものと同じようなつくりみたいです。 そして、右はディオニソスとサテュロス(ギリシャ神話では、バッカスとシレヌス)。ヘレニズム時代のギリシャの作品がオリジナルで、これは2世紀ごろのローマ時代のコピー。 サテュロスは、酔っ払ったディオニソスを後ろから支えているような構図らしいです。クィリナーレ地区、4つの噴水のあるPalazzo Mattini建築のための発掘の際に発見されたそうです。ここで発見されたことから、ここにあったコンスタンティヌスの浴場内に飾られていたと考えられるそうです。この像に若き日のベルニーニも影響を受けたようで、彼の、ニンフたちの作品?のサテュロスにこの彫刻の特徴がみられるようです。 こちら、左はガリエヌス。何やら17世紀にちょっと修復だか付け足されたかしたみたい。方の丸い飾りとか。 そして、右はルキウス・ヴェルス。
ここから日本式では2階、イタリア式ではPiano Primo。
このへんから、エジプトっぽい展示です。ガブリエレ・アニュンツィオ??(Gabriele D'Annunzio)のアパートメントの部屋、って書かれてます。彼は詩人で、アルテンプス家を継ぐ方と結婚したみたいですね。 このへんは、エジプトっぽい展示です。この辺りの解説には、このあたりがガブリエレ・アニュンツィオ??(Gabriele D'Annunzio)のアパートメントの部屋、って書かれてます。彼は詩人で、アルテンプス家を継ぐ方と結婚したみたいですね。 天井がやたら美しい部屋があったので、写真を撮ってしまいました。右のほうは、雄牛。エジプトの、紀元前1世紀のものらしいです。 こちらは、左はイシス、中央と右はディオニソス。ブドウがあると、彼とわかりますよね・・・。 こちらのきれい女性は、やっぱりアフロディーテ。(名前というか…タイトルがギリシャ神話になったりローマ神話になったりで、イマイチよくわかりませんね。。。)綺麗なので、2方向から・・・(目線がオッサンですね・・・)
左は、アスクレピオス。医術の神ですね。彼のシンボルって何なんだろう・・・? 右のほうはすいません、今となっては不明。。。 こちらは、ヘルメス2体。ヘルメスだったらやっぱり・・・009のジェット張りの、空飛ぶサンダルを履いていてほしかったなあ・・・。
こちらは、オレステスとエレクトラ。なんか、オレステスが子供みたいなんですが・・・。えっと・・・オレステスって、ヘクトルの妻アンドロマケがトロイ陥落後に、捕虜としてアキレウスの息子に囲われた際の恋敵(ってのも変。アンドロマケは決して望んではいなかった)ヘルミオネに片思いの青年、です。なので、ちょっとこの感じだとイメージと違う・・・・・・。ちなみにこれは、紀元前1世紀から紀元後1世紀のもの。
またまた美しいアフロディテ2体。なんかこちらの博物館、アフロディテが多いですねえ。
こちら、左は、あの「パリスの審判」。紀元後2世紀前半のもの、ハドリアヌス帝の頃のもののようです。右は、下のレリーフはローマ人とバルバリアンの戦いのシーン。上は、マルスの胸像レリーフ。 こちらは、「ルドヴィシのガラティア(ガリア)人(?)」。「自分と妻を殺すガラティア人」というサブタイトルつき。ルドヴィシのコレクションが多いので、なんかそういう名前がついちゃっている作品が多いです・・・。 オリジナルは、有名な芸術家エピゴノスのブロンズ作品らしく、そのコピーだそうです。そのオリジナルは紀元前240年の、Attalus王の勝利を記念して製作されたみたいです。え。誰、この王様???(調べたら、王様ってよりもマケドニアのフィリッポ2世の廷臣みたい) この作品と、カピトリーノ博物館にあるガラティア人の死、の彫刻は同じグループに属するのだとか。 ちなみにこの作品、カエサルの家のごく近くから発掘されたもののようです。彼自身の、ガリア人への勝利を記念するものとなっていたのでしょう。(って感じの解説)。
左は、「パンとダフニス」ダフニスって、ヘルメスの息子だそうです!(私は知りませんでした!!)オリジナルはロードス島のヘリオドロス(紀元前100年ごろ)で、ローマ時代のコピーだそうです。エロティックな作品(って解説に書いてある!)で、庭の装飾に用いられていたそうです。 そして、テラス?回廊?に出てきます。中庭に面していて、とても気持ちいいスペース。ここは!皇帝の胸像のオンパレード!感動ものなのは、アウグストゥスは見当たらないのに、ティベリウスがあったこと♪ まず、左はゲタ。カラカラのかわいそうな弟。そんなに年とってはないと思うのですが・・・なんか、髭があると老けて見えちゃうんだけれども・・・?? そして、右は、ネルヴァ。ネルヴァって、なんか影が薄いというか、イメージがわかないというか・・・5賢帝でしたっけ?(笑) ああでも。確か、ティベリウスの子孫? 左はハドリアヌス。横からなのは、正面に行けなかったから。中央は、マルクス・アウレリウス。そして右は、ルキウス・ヴェルス。 一応、同じ時代を生きた方たち、ですよね。 そしてそして。ティベリウスです♪ティベリウスは特別!3方向からの写真です!! さすがに本の解説を読もうとしましたが・・・なにやら髪型の話が延々と。。。 あと、たぶん修復した話とかが書かれています。あとはルネッサンスがどーとか・・・ あ~もうダメ!やっぱりまだ、イタリア語はハードルが高いです・・・。
こちらは、カエサルふたつ。う~ん・・・ただの禿オヤジ(失礼!)
博物館の前は、ナヴォーナ広場。 真夏の暑い日差しの中でも、出店(でみせ)、出てますねえ。 そして、ホテルのあるヴェネト通りに戻る途中にパンテオンが。パンテオンは、洗浄、修復が終わって、白っぽく、きれいになっています。 ☆ ヴェネト通り外れのエノテカ ☆
☆ サンタ・マリア・マッジョーレ教会 (Basilica di Santa Maria Maggiore) ☆ 近くにお土産を買うのにいつも使っているスーパーマーケットがあることから、この近くにはいつも来るのですが、今回は久しぶりに中に入りました。(初めて入ったのは、両親と訪れた2006年ごろ) 不謹慎な気もしますが、やはり、異教徒から見て面白いのは、懺悔室でしょうか。中にずらっと並んでいるんですが・・・さすが、キリスト教総本山のヴァチカンに属す聖堂、いろいろな国の言語を受け付けているんですね~。でも、「日本語」はなかったような・・・?? 中は結構大きいです。サン・ピエトロ寺院ほどではないですが、それでも結構な大きさ。サン・ピエトロ寺院ほど混んではないので、かえって教会らしく、落ち着いているような気もします。ゴシック式ではないので、ステンドグラスとか控えめな感じですね・・・。 両脇には、たくさんの礼拝堂もあります。
めずらしく、あちこち移動してあわただしかった今回の旅も、いよいよ終盤です・・・。
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