お絵かき1作目でも触れましたが、原作1巻、DVD２〜３巻の『アメリカの倉庫掃除』のエピソードが、私はとても好きなのです。ちょっとほろ苦い話ではありますが・・・。　この話、ストーリー自体もよいのですが、独立戦争の時の軍服が素敵なんですよね・・・それで、またまた描いてしまいました♪　前にも書いたと思うのですが、赤の軍服って、ゼロナイの防護服にも通じて、なんだか魅力的なんですよね・・・。　
　ま。歴史的に真面目にみると、イギリスも横暴だし、思うところはいろいろとありますが・・・「ヘタリアの世界」としては、アメリカ独立戦争におけるイギリスの苦悩はとても切なくて、胸が痛みます。イギリスは小さいころのアメリカをめちゃくちゃかわいがってますから・・・なおさら、アメリカの離反は見ているだけで辛く感じられてしまうのです・・・。　小さいころのアメリカはとってもかわいらしいので大好きなんですが、なんで大人になってあんなになっちゃったんでしょうかねえ（笑）。　ま、イギリスの育て方が悪かった・・・とはよく言われてますが（笑）。

　しかし、イギリスってば、現代でも、どこか「栄光ある孤立」状態なんですね（笑）。　ユーロにも参加してないですしね。　やはり・・・なんだかんだ言ってもまだ健在の「イギリス連邦」、など独自の道を歩めるだけのバックボーンがあるから、なんでしょうか・・・？？？　まあ、ポンドも、20年前と比べるとずいぶん安くはなっていますが・・・結果としてはよかったんでしょうかねえ。　
　そして今年。　ロンドン五輪ですからねえ。さぞかし盛り上がっているのでしょうね・・・・・・。　その影響か、日本国内でもあちこちでやたらとユニオンジャックを見かけますが、なんだかそれが嬉しいです。　あと、百貨店の紳士服売り場でも・・・これは五輪は関係ないですが・・・ユニオンジャックをみかけて、「あ。そういえば、イギリスって紳士の国なんだっけ」なんて思ったりしました（笑）。

　で。今回の絵ですが・・・背景は、ローマ近郊のクラウディア水道橋付近から撮ったもの。　アメリカの写真は持ってないので、何となく荒野っぽく見えるかな〜という風景を探しました・・・。　ちょっと畑っぽいものが見えるのですが、それは無視するということで（汗）。　あと・・・。もしよろしかったら上の絵にカーソルを合わせてみてください。　昔っぽい感じ、DVDの映像のイメージに近づけたくて、低彩度ヴァージョンも作ってみました。　
　で、ふと、気が付いたのですが・・・私のイギリスの髪の色って、ちょっと黄色っぽいですね。原作絵だと、どちらかというと新ゼロのフランソワーズみたいな髪の色のほうが近いように思うのですが・・・これは、DVDの影響だとおもいますので、どうかご容赦を。　・・・まあ、そうはいっても、原作絵でも髪の色って、毎回微妙に違ってたりするので、イメージが定まりにくいってのもあるんですよね・・・。
　最後に。恒例のアップも載せておきます。本当は、もっと苦悩の現れた顔にしたかったのですが・・・やっぱり人の表情って難しい！　まあ・・・逆に感情をころした静かな決意、ということでどうでしょうかねえ・・・。