法と剣

〜クレオパトラの娘〜




 武装した男たちが二人、部屋に飛び込んできた。それを追って剣を帯びた血まみれの少年が現れた。人質にとられそうになり、悲鳴をあげるユリアの目の前で、ティベリウスは剣を払い、賊をなぎ伏せた。
 アポロの如き体躯にマルスのような猛々しさ。そしてプルートゥスの如き残酷さで人を裁くのが、ティベリウスだった。

 

 


 こちらもかのこさんのサイト“極東カエサリア”に掲載されている小説“クレオパトラの娘”に登場するティベリウスをイメージしました。

 やっぱり戦士ですよ、戦士!無敵の戦士。若く美しい少年が、賊のオヤヂたちを次々に倒して行くんです。
 このシーン、私の勝手な妄想では、きっと(一瞬かもしれないけど)ユリアはティベリウスにときめいたと思います!!


 久々に結構気合を入れて描きました。もともと全身像とか動きのある像とか手足とか苦手苦手で、なかなか描く気になれないのですが・・・。このシーンだけは全身像じゃなきゃ意味ないので必死です(笑)。短衣の影のつけ方がちょっと変になっちゃって、なんだか裾から太ももが透けているようにみえちゃったのは失敗!!
 とっても悩んだのは、返り血の浴び方。結局全然わからなかったので、適当になってしまいました。サスペンスドラマとかよく見とけばよかった(笑)