星降る夜に・・・






 ティベリウスは常勝不敗の将軍としても名を残しましたが、本来はギリシャ文学や天文学を愛した内向的な人でした。
晩年隠遁したカプリ島のヴィラにも、星を観察するようなスペースが作られていたようですから、本当に星が好きだったんだろうな、と思います。だから・・・きっと、二人で星を見上げたことも多いのではないかと想像・・・。
いくらローマが古代では大都市だったとしても、さすがに夜間の明かりはほとんどないでしょうし、排気ガスなんてのもない。
そしたら、きっと、綺麗な天の川だって見えたにちがいありません。

 ローマの夜空は、北欧の夜のように寒々としてはなく、深い群青のようなイメージなのかな、と思います。
(確か、塩野さんがローマの夜空の色についてどこかで述べていたので・・・)
なので、オーロラの絵(ジョー&フランソワーズ)よりも、この絵は夜空が明るめです。
 ティベリウスがティベリウスらしからぬ、間の抜けた顔になってしまいましたが、それはきっと、とっても幸せでくつろいでいるから♪
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ということにさせてください(笑)!!
きっと、彼の人生でそんな瞬間は、ほとんど無かったでしょうけど・・・せめて愛する妻がそばにいるときくらいは、そうであったと思いたいです。
 タイトルに星が“降る”と書いてしまったので、流れ星でも描かなきゃ駄目かなあ、と後から足してみたのですが、やっぱり今回は天の川を優先にしようとおもってやめました。きっとこれから星が降るんですよ!!きっと!!


 オーロラと並んで大好きな天の川、なのですが・・・私自身は、実際に天の川を見たことはありません。
田舎に行けば見えるのかと、帰省や地方出張時に目を凝らしたけどやっぱりだめ。
詳しい人に聞いてみると、やはりかな〜りな山奥とか、本当に明かりの少ない(それとも全然ない?)ところにでも行かないと見えないのだそうですね。
いつか、見てみたいです・・・。

 さて。これは、カップルシリーズ最後です!
後付ですが(笑)このカップルシリーズを、サイト開設1周年記念にしたいと思います。
他のカップルは・・・

ジョーとフランソワーズ
ヘクトルとアンドロマケ
 
 
 
 
 2008.03.08