ティベリウス 誘惑される(泣)


 ティベリウスの伝記を読んでいると、ショックな記述を発見。ユリアに誘惑されたティベリウス、どうも、ユリアとの結婚の前に、過ちを・・・犯したっぽいのです。(英語で婉曲的な表現(私の英語力のせいでそう思えるだけかも)のため確信はないのですが)でも、別の本にも、結婚前に“誘惑されたことがある”という記述をみたことがありますので、多分何かしらはあったのでしょう。


 え〜〜〜!!?ショック〜〜!!・・・と思いながらも、ユリアに誘惑されるティベリウスってのもいいかも♪・・・と、ちょっとお絵かき心を刺激されてしまいました(笑)。それで、あちこちのお絵びにて描かせていただいたのが以下の絵です。(快く場所をご提供くださったサイトマスターの方々、ありがとうございます)
 ・・・でも、誘惑されて思わず手が出てしまう場面の彼を描くことはやっぱりできませんでした。・・・
・・・というわけで。



     


 くどくど説明しますと・・・
誘惑するユリアと、ちょっと困惑気味のティベリウス。場所は・・・アウグストゥスの屋敷なんだろうか、それともアグリッパのかなあ。彼が元老院仕様のトーガ(のつもり、笑)を着ているのは、議会のあとで所用で立ち寄ったところだから。そしてそこでユリアとばったり・・・といったところ。
 多分最初は相手にするつもりもなかっただろうけど・・・だんだん困惑・・・そして・・・ってな感じだったんじゃないかなあ。きっと、迷いが出てしまったらあとは、落ちちゃうんだろうなあ。

 ちなみに・・・ユリアは、とっても美しく、魅力的な女性だったそうです。まあ、浮気がひどかったらしいですけど、そもそも美しくて魅力的でないと、男性陣にも相手にされませんよね。
 ユリアを描こうとして、“美しく魅力的”、そして女を武器にできる女性を描くって、難しい!!と思いました。一応こだわったのは、彼女も本国出身のローマ人なので、金髪、碧眼(=やはり、ゲルマン系のイメージ)にはしない、ということです。そうかといって、緑の眼ってのはアリなのかどうなのかよくわかりませんけど・・・。
 ・・・あ、そうそう、今思い出しました。確か、ポンペイでのガイドさんがおっしゃっていたのですが・・・現代のイタリア人に最も人気のある眼の色は、グリーンなのだそうです。何でも、服の色などによって、瞳の色が変わって見えるらしく、非常に魅力的な瞳と考えられているようです。おお!それならば、ユリアの瞳の色にぴったりではないですか!(笑)史実として、何か残っているのかどうかは知りませんが、私の中では、ユリアの瞳の色は緑で決定!


 そして。そのころ、ティベリウスの屋敷では。

 
   

 

 もちろん、夫の状況など知る由もありませんが、何となく胸騒ぎがしてるヴィプサーニア。

 
きっと、ティベリウスから事実が告げられることは無いと思います。また、彼女も問いただすというようなこともしないと思います。でも、ティベリウスの心の中には、小さな棘のように、ずっと後悔の気持ちが残るのでしょう・・・。