Museum
TROY関連 (3

 これからは、資料不足のため、十分な説明ができません。
ですので、申し訳ございませんが、作品紹介のみということで・・・どうかお許しくださいませ・・・。

☆壷絵
カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)


 


 ショーケースのガラスが反射しちゃってみづらいのが残念。

☆左側:ネオプトレモスに殺されるプリアモス王(紀元前540-530年)
 見ると、ネオプトレモスはわかるんですが、プリアモスがなんで、馬みたいなお面?をかぶっているのかよくわかりません。トロイ落城って、辛くて読んでないんですが・・・読めば何か事情がわかるのかなあ・・・。あ、もしかしたら、お面じゃなくて兜なのかも。


☆右側:ボードゲームをするアキレウスとアイアス(紀元前530年)
 どっちがどっちかわかりませんが・・・・・・。
 
    

 

☆オレステスとイピゲネイア
カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)


 


 オレステスはアガメムノンの息子で、イピゲネイアは、アガメムノンの娘。アカイア軍が終結し、トロイアに向けて出航しようというとき、アガメムノンがアルテミスの怒りを買ってしまっていたため、風が止んで出航が阻まれます。そこで、アルテミスの怒りを鎮めるために、娘のイピゲネイアが生贄にされてしまうのです。ですが実は、アルテミスのはからいで彼女は生き延びています。一方、オレステスはトロイア戦争後、母と愛人に殺されてしまった父の仇を討ちます。そして、その後ふたりは再会するのです。

 こちらは、テラコッタ上に作成されているモザイクです。AD2〜3世紀のもので、床の装飾として用いられていたようです。

  

☆ポリュクセネの犠牲
Pietro da Cortona作/カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)


 


 ポリュクセネは、ヘクトルの妹。アキレウスは彼女を見初めた後にパリスに殺されますが、トロイ落城後、亡霊となって現れ、彼女を自分の墓に捧げよとオデュッセウスに告げます。そして、ギリシャ軍によって、彼女は生贄としてアキレウスの墓に捧げられてしまうのです・・・。 

 多分・・・1624年の作と思われます。ちなみに、彼の本名は多分、Pietro Berrettini。表題の作者名は、CortonaのPietro、という意味のようです。

☆ヘレネの略奪
Giovanni Francesco Romanelli作/カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)



 

 
  もう、説明の必要もないですね。パリスがヘレネを略奪しているところ。しかし、これでは本当に略奪です・・・。若く美しいパリスは、映画のイメージそのままです・・・。

1631〜1632年に描かれたもののようです。詳細は不明・・・。

 

☆オデュッセウスとキルケ
Giovanni Andrea Sirani作/カピトリーニ美術館(ローマ・イタリア)



 
  トロイア戦争終了後に故郷を戻ろうとしたオデュッセウスは、各地を放浪しますが、やがて太陽神ヘリオスの娘キルケの住む島にたどり着きます。偵察に出た部下たちが、キルケの歓迎を受た後に豚に変えられてしまったことを知ったオデュッセウスは、ヘルメスから魔法を防ぐ薬草をもらった上でキルケのもてなしを受けます。そしてキルケが魔法をかけようとしますが、魔法は効かず、オデュッセウスは剣を引き抜いて彼女に部下の釈放を命じます。・・・でもその後、オデュッセウスはキルケの魅力に取り付かれ、故郷を忘れて1年間もこの島で過ごしてしまいます・・・・・・。ま、こんなことばっかりしてたから、故郷にたどり着くのに10年もかかってしまうんですよね!
 結構このオデたん、映画の雰囲気と似てるような気がするのですが・・・。

 はじめこの作品は、彼の娘の作と思われていたみたいです・・・・・・。描かれた年は不明ですが、彼は1610年生まれ、1670年没なので、まあその頃ということで。。