2日目(29日) (その2)

** この日の観光コース **

アヤソフィア〜 ガラタ橋 〜 エジプシャンバザール〜昼食(シルケジ駅)〜
グランドバザール 〜 ハマム(トルコ風風呂)体験 〜 ベリーダンスショー



路面電車でガラタ橋を渡ってから、歩いて戻ります。ここからはご他聞に漏れず(笑)お土産買いメイン。
ハマムなど、ツアーならではの場所が目白押し。ある意味貴重な体験でした!
 

( その 1) から続いてます・・・

 まず、アヤソフィアを出て、トラム(Tramvay : 路面電車)の駅に向う途中。またもブルーモスクをパチリ。どこから見ても美しいので、つい、撮りたくなっちゃうのです・・・。







☆ ガラタ橋(Galata Koprusu) oとuの上に『 ¨ 』(ウムラウト?)がつきます・・・
 

     
 

 左の写真は、トラムで橋を渡って下車したところ、すなわち新市街側から撮ったもの。旧市街側を望んでいます。モスクが2つ見えます。右は、歩いて橋を渡りきったあとで旧市街側から撮ったものです。すなわち向こう側が新市街。旧ジェノバ人居留区ですね。写真が小さくなっちゃったので分かりにくいですが、橋の向うの丘の上にはガラタ塔が見えます。橋の下は、テラスになっていて、食事などができます。水面ぎりぎりでちょっとコワいですが・・・これをみると、潮の満ち干はほとんどないんですね。父の解説では、ボスフォラス海峡の辺りは、黒海からゆっくり潮の流れがあるとか。
 橋の上からは、多くの人が釣り糸を垂れています。結構釣れているみたい!中には、ちょうど釣れたから写真を撮ってくれと要求する人も(笑)
 
 ガラタ橋は、金角湾の河口(というのか?)近くにかかっている、イスタンブールで最も有名な橋の一つ。現在の橋は、1992年に旧橋の横に架けられた新しい橋だそうです。ちなみに、その後古い橋は火事で焼失してしまったそうです。最初の橋は1845年に架けられたそうですが、以後3回同じ場所でかけなおされているのだとか。

 では、橋から見た風景をいくつか・・・。まずは、ガラタ橋からみた、トプカプ宮殿(左)と、アヤソフィア(右)。

     


 左は イエニ・ジャミイ 。1663年に完成したものだそうです。横は通りましたが、残念ながら中には入りませんでした。右は、 スレイマニエ・ジャミイ 。オスマン帝国絶頂期のスルタン・スレイマン1世のモスクです。天才建築家、スィナンの作品で、完成は1557年。こちらも遠くから見ただけ。ガイドさんは『モスクはどれも大体中は似たようなものです』とおっしゃってましたが・・・それでも、ちょっと心残りですね。
 もうひとつ心残りだったのは、ガラタ橋名物の、サバサンド(バルック・サンドイッチ)が食べられなかったこと!ツアーだとどうしても1食1食が重くなってしまい、とても間食できる腹具合じゃないんですよね〜(笑)

    


 
 


☆エジプシャン・バザール(Misir Carsisi)  iの上の点がなく、Cとrの次のsの下に髭

 イエニ・ジャミイの施設の一部の建物を、1660年に市場に改装したという由緒あるバザール。トルコ語は、ムスル・チャルシュと読むのですね。意味は、エジプトの市場、だそうで、エジプトのカイロで積み立てられた香辛料貿易の税金が建設費用として使われたからだとか。食品、雑貨のお店が多かったです。私も会社などへのお土産、あと香辛料を買いました。しかし、ガイドブックくらいの大きさの袋一杯のポアブル・ロゼ(ピンクペッパー)、いくらなんでもちょっと多すぎ(泣)。一方、グリーンペッパーのほうは、重宝してます♪お土産で知人に少しずつ配ったし・・・。こっちはもっとあってもよかったかも(笑)あとは、お土産の定番・トルコの魔よけ、“ナザールボンジュー”も、ここで調達!

   

 

☆シルケジ駅(Sirkeci Ist.)☆

 オリエント・エクスプレスの終着駅。他にも、ヨーロッパからの国際列車や、エディルネ方面の国内列車、市内線などが発着しています。
 
 でも・・・ここにきたのは、電車に乗るためではありません。この中にある レストラン“オリエント・エクスプレス” で昼食だったのです。ホームにテラス席があって、不思議な雰囲気。最初は、このホームは使われていないのかと思ったら・・・やがて列車が到着して人が降りてきました!ちょっと日本では考えられないですね。
 左は駅の外観。右は、ホームのテラス席。時計も見えます・・・。ここで食べたピーマンのドルマはおいしかったです♪
   

   



☆グランド・バザール(Kapali Carsi)  Cとsの下に髭、iの上の点無し

 トルコ語では、 カパル・チャルシュ 。屋根のある市場、の意味だそうです。コンスタンティノープルを征服した直後に、メフメット2世が建設を命じたそうで、1461年に完成しています。最初は小さなバザールだったようですが、増築に増築を重ね、1894年の建て直しで現在の規模に。しかし1954年に火災で焼失、その後再建されたのが現在の建物のようです。とにかく大きなショッピングモールってとこでしょうか。中は迷路のようで、貴金属やアンティーク、絨毯のお店なんかが目立ちました。ぼられることが多いので、買い物は控えるよう注意が(笑)。
 左の写真の奥のほうに入り口の一つが見えてます。似たような入り口がいくつもあります。右は大通りの一つ。
  

    


 左は、アンティークショップと思しきお店の一つ。右は、ちょっと変わった宝飾品の売られていたお店のディスプレイ。トンボの羽に透明な石がはめ込まれていたりして、結構綺麗なんですよ♪・・・でも、こういうお店よりは、キンキンきらきら黄金だらけのお店のほうが多かったような気がします。

   



☆ハマム(Hamami)   iの点無し

 トルコの伝統的なお風呂。といっても湯につかるわけではありません。暖かい、湿気のある部屋で、大きな大理石の台の上に寝そべって、アカスリやマッサージをやってもらうのです。連れていかれたのは、 “チェンベルリタシュ・ハマム” 。天才建築家スィナンの作った建造物の中にあるハマムです!!大理石の台は、確か・・・大きな八角形で、その1辺に人が寝そべっても余裕があるくらい大きいのです。だから、台の上に何人も横になっています。台は暖かいので、ぼ〜っと横になると気持ちいい♪天井は大きなドームで、明り取りの穴のような窓がありました。さすがに内部の写真までは撮れなかったのですが(笑)なかなか趣きのある雰囲気。
 ・・・ところが。マッサージをしてくれるおばちゃんのおっかないこと。しかも、トルコ語が分からないので、何だかなめられているような、ごまかされているような・・・(苦笑)。ガイドブックだと、マッサージやアカスリをやってもらう、と、確かに書いてあるのですが、なんだか、ちょろちょろっとこすられただけ、みたいで!! だいぶプロセスが省略されてたっぽいです・・・。まあ、個人旅行だったら、 決して 行かないところだと思いますので、貴重な体験には違いないですけどね〜〜!!

 一応、ハマムの外観と、内部・・・とはいっても、待合所みたいなところ。お風呂自体は、男性用は2階、女性用が1階でした。それにしても・・・トルコって、いたるところに国旗が掲げられてます。ほんと、お風呂屋さんにまで、ですから・・・(笑)

      

 これで、昼間の観光は終了。一旦ホテルに戻り、夕食まで一休み。

 

☆ベリーダンス&民族舞踊ショー鑑賞☆

 何てお店なのか、わからないのです。ガイドブックをみても。こういうところが、ツアーの悪いところですねえ。・・・いえ、確認すればよかったんですけど。すっかり忘れてました。
 ショーは、民族舞踊系?とベリーダンスが交互に出てくる構成。民族舞踊は、観客参加型あり、腹踊りあり、とバリエーションが豊富。・・・というわけで、やっと撮った写真をいくつかご紹介!・・・ただ、デジカメって、どうしてもシャッターチャンスがずれてしまって、なかなかこういう動きの激しいところでいい写真が撮れません。(私の腕が悪いだけですけどね・・・)なので、まあ、雰囲気だけでもわかっていただければ・・・・・・。

 まずは、民族舞踊。男女3人ずつで、いろんなバージョンの踊りがありました。観客参加型もあり。特に小さい子供が、もうノリノリ!席に戻ってからもずっと踊ってました(笑)

   

 

 続いては、ベリーダンスを。ベリーダンスは、1回に一人ずつ登場。それぞれ個性があります。

   



 私的イチオシは、この腹踊り!素っ裸ではなく、薄い衣装に顔が描かれているのですが、これだけでもう、立派なショーに仕上がってます。ぷっくりお腹も、女の子の愛らしいほっぺに大変身♪
  

   

 

 そして、この腹踊りと同じ人たちがこんな踊りも。往年の少年隊みたいに、切れのいいかっこいいパフォーマンスだったんですよ〜〜!!(・・・ま、少年隊、とかいうあたりが、世代がバレるというもんですが・・・泣)


    

   
  ショーを堪能して、ホテルまで送ってもらう途中。また、ブルーモスクとアヤソフィアの間の道を通ったので、夜のブルーモスク(左)とアヤソフィア(右)を車内から撮ってみました。

   

 

これにて、この日の観光はおしまい。長々とすみませんでした・・・ 


☆ おまけ ☆

 ナザールボンジューってこんなもの。魚の目がモチーフになっています。他人の嫉妬、妬みの眼差しから守ってくれるのだそうです。・・・そもそも人から妬まれるほどの人間か・・・という疑問もありますが(笑)とにかく『魔よけ』ということで!!
お土産やさんでも、必ずちっちゃい目玉をもらえました。・・・むしろ、幸せを呼ぶアイテムみたいな気もしますね。トロイで出てきたギリシャの船の目玉も同じルーツなんでしょうかねえ???


2008.09.21