6日目(25日)
** この日の観光コース **
共和国広場 〜 サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会
〜 サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
☆ 共和国広場(Piazza della Repubblica) ☆ 別名、エセドラ広場とも呼ばれています。ここは、かつてのディオクレティアヌス帝の建設させた浴場 (Terme di Diocleziano) のエクセドラ(exedra(ラテン語),イタリア語でesedra)をそのまま広場にしたものなのです。この巨大な半円形が、風呂屋(笑)の外周なんですよ!!も〜〜驚きの一言。・・・ちなみに、右写真の左側が、ホテル“Exedra”、通りをはさんで右側の建物内には 、小さな“ローマ三越”があります。中央の噴水は、『ナイアディの噴水(Fontana delle Naiadi)』と呼ばれており、彫刻家マリオ・ルテッリにより1901年に完成されたそうです。 ☆ サンタ・マリア・デッリ・アンジェリ教会(Santa Maria degli Angeli) ☆ 上の、ホテルやローマ三越の建物の広場をはさんで反対側にあります。ちょっと分かりにくいですが・・白い壁の右側の半円形にへこんだ部分が入り口です。
教会の入り口から入ってすぐの部屋は、かつての温浴室。ドーム屋根は新しいのかな・・・。右の写真は、温浴室から冷浴室方面を見ています。 こちら↓。左の写真が、教会のメインの空間です。ここはかつての冷浴室、要するに温水プール、といったところでしょうか。壁の装飾なんかは新しいものでしょうが、柱の大きさ、天井の高さはかつての規模のはず。すごい大きさです!!通常、教会はどちらかというと、縦長の十字形なのですが、この教会はこの冷浴室の空間を生かすために横長の十字形となっています。 大広間の奥には小さな部屋があり、そこはローマ時代の遺構が残っているように見受けられます。そして、その薄暗い部屋の中に、ディオクレティアヌスの彫像がありました。とても暗かったので、フラッシュ無しの写真(左)は加工して何とか見える、という感じです。一方、右側はフラッシュをたいてとりましたが、やっぱり、フラッシュなしのほうが表情はいい感じですよね・・・。もっと高感度なカメラで撮らないと駄目、ってことか・・・。
ディオクレティアヌスは、かつて、キリスト教徒を弾圧したことがあります。対キリスト教徒勅令が303年に発令されています。よって、この浴場の建設期間10年のうち2年間は、強制労働にキリスト教徒が借り出されたようです。よって、この教会が、『聖母マリアと天使と殉教者の教会』という名前になっているようです。
カルロ・マデルノがボルゲーゼ枢機卿の依頼で17世紀に建てた教会。本来は聖パオロに捧げられたのですが、後年、プラハはボヘミアのフリードリッヒの軍隊に対するカトリック軍の勝利を記念するものになったそうです。だから“ヴィットリア”なんですね〜!
ここで有名なのは、なんといっても、ベルニーニの作品。しかも、2009年(でしたっけ???)、映画「天使と悪魔」にも出てきた作品です!
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2010.01.21