3日目(24日)
** この日の観光コース **
サン・ピエトロ大聖堂〜ヴァチカン博物館〜オペラ鑑賞
この日もまたまた暑い! 今回は、1日目午後の現地ガイドさんに、個人的に聖堂の案内をおねがいしました。
ヴァチカン博物館では、途中道に迷って、2周(場所によっては3周!)も回ってしまいました(泣)
☆ サン・ピエトロ大聖堂(Basilica di San Pietro) ☆ ご存知、カトリックの総本山。左は聖堂、右は聖堂前の広場です。広場はベルニーニの設計です。他にもベルニーニはあちこちに関わってます。
聖堂内部をちょっとだけ・・・。左は、若き日のミケランジェロの作品、ピエタ。今回は、はるかかなたでしか見ることが出来ませんでした。右は、最大のクーポラ(円屋根)を見上げたところ。
・・・博物館の場所は、聖堂の隣なんですよ!!でも、入り口ははるかかなた。しかも、世界中からの観光客で大混雑。美術館に入るまで、炎天下で1時間も並びました!!お義母さんごめんなさい・・・・・・。 とはいえ、ここからが、私の萌え全開(笑)。・・・すみませんが、どうかお付き合いくださいませ・・・。
古代(ローマ時代)彫刻メインの美術館。皇帝像や、神話の神々がたくさん。ここに、愛しの(笑)ティベリウスも♪
すっごく気難しい顔をしてます(泣)。・・・なんだか、こんな顔をみても、可哀想になってしまいます。彼の背負ってしまったものの重さに思いをはせてしまいますから・・・。ティベリウスの顔は、目が大きくて、唇が薄いのが特徴だと思います。あと、パーツがわりと中心寄りかな。 そして、体格のほうですが、かなり立派だったらしいです。そもそも彼は自分を良く見せる、などということには無関心だったでしょうから、本当にこれくらい良かったんだと思います。(ちなみに、アウグストゥスは、彫像の体格も少々偽っていたらしい・・・)
こちらのほうがちょっとかわいいとおもいます♪若くも見えますし。これは、私的には、一番のお気に入り像かな〜〜♪もちろん、ばっちり、ツーショット写真も撮りました(笑)☆ そして、この像の隣にあったのが、ティベリウスの頭像。 結構ハンサム♪・・・ただ、大理石の色が、なんだか髭みたいでちょっと(笑)。 ともかく、やはり、気難しそうではあっても、知性と気品は感じられます。(特に後の方の皇帝たちの顔と比べると、本当にそう思います)
ここも、古代彫刻が展示されてます。一応見所のひとつ、プリマ・ポルタのアウグストゥス像。これは、彼の妻(でティベリウスの母)リヴィアが、夫の死後作らせたものらしいです。 ついでなので、もうちょっとアウグストゥスを。やっぱ、顔はいいです、この人。・・・でも、これらの彫刻は、もう、どこにあったか記憶もイマイチ(笑)もちろん、古代彫刻のエリアではあったのですが・・・。
左側は、トーガの端で頭を覆っているので、神祇官姿ですね。右は普通のトーガ姿・・・かな?? ☆ ピオ・クレメンティーノ美術館(Museo Pio-Clementino) ☆ こちらも古代彫刻です。本当は、ここに、例の“クニドスのヴィーナス”があるはずだったのですが・・・。この界隈、実は(心ならずも)3回も通って、最後にやっと、ヴィーナスのある部屋に行けた(それまでは通行規制をしてた)のです。それなのに・・・なかったんです、彫刻が!BGに盗まれた(笑)・・・ってことはないでしょうが、きっと貸し出し中か、修復中なんでしょうね・・・残念でした。 まずは、中庭に面して展示されている彫像のうち2つを。
続いてこちら、ベルヴェデーレのトルソ、と呼ばれています。ピンボケですいません(笑)!ミケランジェロはこの像を絶賛したのだとか。ちなみに近年、これは、自害を思案するアイアスの像と認識されたそうです。・・・ということは、これも立派なトロイネタ(笑)♪・・・どうしてそんなことがわかるのか、不思議ですけどね・・・。 せっかくなので、古代ローマのスーパーヒーロー、カエサルの像も。美男といえば、アウグストゥスのほうが上なのですが、塩野七生さんは、カエサルの方が絶対もててただろうとおっしゃってます(笑)。人の心をつかむのがうまいんですよね。気遣いもある。冷たいアウグストゥスとは、やっぱり違うのよね、きっと!
でも、カエサルにも悩みがあったらしいですよ。それは、額の後退(笑)これはまだ、大丈夫なほうかな?? ☆ ラファエロの間(Stanze di Raffaello) ☆ ラファエロと弟子が手がけた壁画のや室内装飾のある4つの部屋です。ここで、トロイ落城かと思う絵が(笑)!右のは、左の絵の端っこを拡大したもの。
でも、残念ながら、これは、『ボルゴの火災』だそうです。
それから・・・ヴァチカン博物館の食堂は・・・イマイチです。学食風のカフェ?と、Pizzeriaがあるのですが、これまでのところ、どちらもちょっと・・・という感じです。
最後に出口。お義母さま、お疲れ様でした・・・(苦笑)。引っ張りまわしてごめんなさい。
☆ オペラ鑑賞 ☆ 野外オペラでございます。演目は、ヴェルディの“Nabucco”。雨でも降っちゃったらどうなるのかほんの少しだけ心配しましたが、全く問題なし。それに、夕方(とはいっても、時刻は午後8時ごろ)になると結構風も爽やかになってきて屋外は気持ちいいのです。
街灯?と比べていただくと、その巨大さがわかっていただけるかと・・・。これは、遺跡のほんの一部。 ☆ オペラ Nabucco (Verdi作曲) ☆ ヴェルディの出世作。Nabuccoとは、バビロニアのネブカドゼナル2世のことなのだそうです。そう、あの“イシュタル門”を築いた王です!!
↓第一幕。場面はエルサレム。ヘブライ人たち。バビロニアがエルサレムを攻撃しようとしています。
↓第三幕。(飛んですみません、笑)中央に座っているのが、無理やり王位を奪った、奴隷の娘アビガイッレ。
↓そしてカーテンコール。(すみません、飛びまくってます)
さて、ここで、二幕以降のセットですが・・・何しろ暗いし、カメラのフラッシュなんて全然効かないしで、ろくな写真が取れなかったのですが、とりあえず・・・
な〜んで、こんなとこであえて、こんなヒドイ写真を載せたかって言うと、これ、ペルガモン博物館にあった、イシュタル門のモチーフを、かなりよく再現しているんですよ!!右の写真の雄牛と竜が何とか見て取れるかと・・・。このセットが出てきたとき、私ったら一人で興奮してしまってました(笑) (イシュタル門の紹介は、こちら→ ) オペラは午後9時開始で、終了したのは12時過ぎ。欧米人って、ほんとに宵っ張りですね・・・。その後はタクシーでホテルへ。ガイドブックには、事前にタクシーを予約したほうがいい、とか書いてあったので、一応予約した(つもりだった)のですが、結局長蛇の列で待つしかありませんでした。な〜んだ、って感じ!! ・・・これにて、この日のイベントはおしまい。
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