5日目(11日) (その1)
** この日の観光コース **
ヴィラ・サンミケーレ 〜 サン・ミケーレ教会 〜 (高速船で移動) 〜 ナポリ 〜 〜
スウェーデン人の医師で作家のアクセル・ムンテ(Axel Munthe)が、アウグストゥス〜ティベリウスの12のヴィラの一つと推測される屋敷跡に建てた別荘です。建設には1896年から1910年までかかったようで、敷地内に礼拝堂を移設したり、多くの出土品を建物内や庭に展示したりしています。 ここも、前回訪れており、詳しく(?)紹介していますので、よろしかったら、こちら(⇒)をご覧ください。
サロンから外に出て、彫刻のロッジャ。今回は2つほどご紹介します。まず左はここで唯一のティベリウス?像。前回も書きましたが、出来はイマイチな感じ(笑)。右はたぶんオデュッセウス像。こちらの出来は、なかなかな感じですねえ・・・。 そして、下の左の写真が、彫刻のロッジャから続く、ペルゴラの道。今回は天気がよく、素晴らしい眺めでした。この道を歩いていくと、スフィンクスの座るテラスに出ます。 右の写真は、そのテラス付近から撮ったもの。
今回のカプリの旅のトップにも使ったものです。やはり絶景・・・ですよね。 ちなみにスフィンクスは、海に向いているので、見学コースから顔は見えないのです。 それはちょっと残念ですよね。 これはアウグストゥス、ティベリウス時代のヴィラの寝室(cubicolo)の遺品で、アクセル・ムンテによりこのように配置されたようです。壁にいろんな破片が埋め込まれている、というような感じですね。手前の柱も発掘品でしょうか・・・。 説明には、「ティベリウス“時代”の、と書かれているのですが、このあたりもティベリウスの12のヴィラのひとつといわれていますから、もしかしたらティベリウス本人の寝室からの発掘品かも??・・・と思ってみたりもしています。 そうですね・・・このヴィラ、確かに立派なんですけど、ちょっと入場料が高いですね(笑)。一人6ユーロです。やはり、外国であるスウェーデンの持ち物(?)だからなのでしょうか・・・。この広いところを維持するのはそれなりに大変だとはおもいますが・・・。 ☆ サン・ミケーレ教会 (Chiesa di San Michele) ☆ テレジア会修道院と共に、マドレ・セラティーナ修道女によって、1698年から1719年にかけて建設された教会です。設計者は、ナポリのアントニオ・ヴァッカーロで、縦横の長さが等しいギリシャ十字の建物に8角形の中心を持ちます。壁は綺麗に漆喰で仕上げられています。 床のマヨルカ焼きの装飾は、ソリメーナ(F.Solimena)の原画を元にして、アブルッツィオ出身のマヨルカ焼の職人であるレオナルド・キアイエーゼ(L.Chiaiese)によって製作されたものです。彼は、タイル焼きの巨匠、と、呼ばれていたそうです。絵のタイトルは、『アダムとイヴの楽園追放(La
cacciata di Adamo ed Eva dal Paradiso Terrestre)』。楽園の動植物が生き生きと表現されています。(以上、2年前の解説をコピーしました(笑))
このフロアを回った後に、すごく小さな螺旋階段を上り、パイプオルガンの設置された上階に上がります。もちろん一方通行で、それでもちょっと太った人だと一苦労するほど小さな階段です(笑)! これにてカプリ島観光は終わりです。 昼ごろの高速船に乗り込み、ナポリへ・・・ ☆ カプリ島を後に (高速船) ☆ 午後2時にナポリのホテルで観光ガイドさんと待ち合わせでしたので、ちょうどお昼頃の高速船でカプリ島からナポリに移動しました。これまでに4回船に乗ったことになりますが、この時初めて!船からカプリ島の全体像をみることができました!このときは、船の2階席も立ち入り可能になっていたのです。 そのとき撮ったのが上の写真。水平線がナナメなのは船が揺れてたから(?笑)ということでご容赦ください! そしてこちらが、島の西側(こちらから見て島の右側)。アナカプリ方面ですね。残念ながら、アナカプリの町は、こちらから見ることはできません。右写真の⇒が宿泊したホテル、「チェザール・アウグストゥス」で、この後ろ側にアナカプリの町が広がっています。
・・・そして、ナポリの港に到着。ナポリ市内観光はその2で紹介します。 |
2012.4.15
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