英仏腐れ縁 その1





ヘタリアでの英仏関係って、ナカナカ面白いですね!ちびリス時代の、フランスにおちょくられているイギリス、成長すると、その頃にはなんだか弱っちくなってきたフランスをボコボコにするイギリス。そして、かわいらしかった頃のちびアメリカをめぐっての2国の争奪戦、などなど。でも、ケンカしながらも、なんか仲がよいようにも見えます(笑)! フランス「兄さん」は、何だかんだいってもちびリスをかわいがっているようにも見えますし・・・なにやら二人つるんで悪巧み、なんてこともやってるみたいだし(笑) ・・・歴史的な2国の関係を巧みにアレンジした、ヘタリア世界での独特のキャラ設定は、二人(二国?)の関係をさらに面白くしているように思います。 

 私は・・・英仏の関係を、身近に垣間見たことが2回ほどありました。 一度は・・・イギリス人、フランス人と一緒に花見をしたとき。フランス人は、当時研究生でウチの部署に来ていた人懐っこい学生さん。(多くのフランス人が来日しましたが、その中で彼が一番フレンドリーだったと思います) 対してイギリス人は、当時装置の立ち上げに来ていたエンジニア2名。 地元の公園で夜桜を見ながらの飲み会で・・・気がつくと、そのフランス人の学生さんは、隣のグループに紛れ、盛り上がってます。それをみたイギリス人、やや皮肉気味に「全く、フランス人は・・・」という雰囲気。 なんか、いかにもイギリス人、な反応に笑ってしまいました!! もちろん・・・私は、どちらの人たちも大好きですけどね。また、全てのイギリス人、フランス人が彼らのような性格でもないのですけど。・・・でも、なんか、両国の国民性を端的に示しているような気がしたのは確かです!
 もう一度は・・・フランス人の友人が、ユーロスターの発着駅についての文句を言っていたとき! ユーロスター開通当時は、確か・・・ロンドンの「ウオータールー(Waterloo)」駅と、パリ「ノルド(Nord)」駅を繋いでいたんですが。 Waterlooって、子供の頃に習った「ワーテルローの戦い」・・・のワーテルローの英語読み、なんですよね。要は、ナポレオンの負けた戦いを象徴する地名。 そんな名前の駅を、フランスと繋ぐユーロスターの発着駅にするなんて!! ・・・というわけです。 ・・・実際、Waterloo駅の改名、もしくは駅の変更って、フランスの悲願だったみたいですね〜(笑) その後、私はロンドン、パリは訪れていませんが、2007年にターミナル駅は「セント・パンクラス駅(St Pancras)」に変更になったようですね! まあ、両国には、いろいろ面白いエピソードがありそうです!

 で。絵のほうですが。 ま、強くなったイギリスくんが、フランスを攻めるの図、です。 やっぱ、ヨーロッパ一の暴れん坊、ですからね♪ 暴れるイギリスが描きたくなるわけですよ! ・・・イギリスの衣装の上半身は、1コマだけ出てきた、イギリスが、「スペイン無敵艦隊に勝利」したところを参考にしました。 とにかく、紅いお衣装がかっこいいので! 前回はインナーが白でしたが、今回は黒。どっちも、なんか素敵なんですもん♪ で。ここでは上半身しか見えないので、下は想像で描いたのですが・・・描き終わったところで確認したらば・・・一瞬だけ、ウエスト下が見えた! え〜〜〜!全然違う・・・構造も、何もかも!! ああ・・・がっくし!  一方、フランスの衣装のほうは、アメリカ争奪戦のときのもの。こちらは設定の絵とかもあるので、分かりやすかったんですよね。 ・・・というわけで。参考にした時代には結構開きがあるので、同じ時代の衣装には見えないのかもしれませんが、もうそこのところはご勘弁を!!  あ、あと。ちょっと昔設定なので、フランス兄さんのお髭はありません!!

 英仏組み合わせ、何だか面白いのでもう1バージョン描いています。 それはこちら→
で!


2011.12.14
Illustrationsへ


Topへ