2日目(8日) (その1)
** この日の観光コース **
(ホテル サン・フランチェスコ・アル・モンテ) 〜 国立考古学博物館 〜 (高速船) 〜 カプリ島
時差ぼけのため割と朝早く眼が覚め、窓から見える風景を撮りまくったのが今回の旅でした(笑)。 ナポリのホテルからは、夜明け前〜朝のナポリ湾とヴェスヴィオ山。ちょっと雲が多いですね。でもこれからどんどん晴れていきます。
続いては、女性二人。左がリヴィア(Livia:ティベリウスの母でアウグストゥスの妻)、右がアントニア・ミノル(Antonia Minore:アントニウスとオクタヴィアの娘で、ティベリウスの弟ドゥルーススの妻)。いずれもエルコラーノのTeatroで発掘されたもののよう。母は、「リヴィアは意地悪そうな顔してる」とか言ってますが・・・(笑)。多分それは、眼の部分がなくなっているから表情がコワくなっているせいじゃないかな? 一方、アントニアはなかなか美人では?と思います。 この辺からは、ファルネーゼ・コレクション・・・のはず。 なんかもう、神話の神様、女神様の像もローマ皇帝像もいっしょこたに飾られているので、正直観てると頭が混乱してきます(笑)。それを見た順のまんま載せるのもどうかとも思いますので、皇帝像と神・女神像で分けてみましょうか・・・。
左は、ルキウス・ヴェルス。マルクス・アントニウスと共同皇帝だった人ですね。右は、アウグストゥス。正確には、「2世紀の、アウグストゥスとして修復された男性像」だそうで。 続いては。まさか、こんなところでお会いできるとは(笑)! ・・・のカエサルです。 左は、セプティミウス・セヴェルス、AD204年のもの。左は170-180年の、マルクス・アウレリウス。 セヴェルスの息子である、カラカラの胸像2つ。 ローマに残る大浴場を建造した皇帝ですね。あと・・・弟を母の前で惨殺したという残酷な面もあった皇帝。 若き日のマルクス・アウレリウスの胸像3点。 漫画「テルマエ・ロマエ」を思い出しちゃいます(笑)♪ 左・・・わ〜これ、わかんないや!マルクス・アウレリウス・・・だったっけかなあ。 右は、ここで2つめのルキウス・ヴェルス。ほとんど何の役にも立たなかった(ローマ人の物語を読んだ、私の印象・・・笑)彼の像がこんなにあるって、何だか意外(笑)! 左はハドリアヌス、右はヴェスパシアヌス(と思われます)。右の像は、立ち入り禁止区域内にあったものを外から撮りました。 さ〜て、いよいよ!ティベリウス特集です♪ 「ローマ人の物語」に載っていた胸像とか、日本に来たブロンズ像はは見つかりませんでしたが、それでも、複数個ありましたよ! ・・・こちらは、写真大きめ、しかも多方向から撮ったものを載せちゃいます! 顔はとにかくティベリウス。美しく整った顔立ちですよね〜♪ 次は、2世紀終わりごろにローマ(って帝国内、って意味なのかローマの街なのかは不明)で制作された、ティベリウスといわれる像。なんか、身体つきがすごいマッチョ(笑)! ティベリウス彫像の最後は、この胸像。立ち入り禁止区域にあったのですが・・・遠くから見つけて、係員にティベリウスであることを確認してもらいました♪ ・・・だってこの顔、典型的なティベリウス、ってかんじですよね!!遠くからでもすぐ分かりましたよ♪ でも、ちょっと入れてくれればいいのに〜〜!!(作業も何もしてないのに、立ち入り禁止にする意味がわかんない!!) さて。続いては、神話シリーズといきましょうか。 まずは、アフロディーテ(ウェヌス)。なんかもう、同じポーズの像がいっぱい。写真も全部は撮ってないと思います。全部、カピトリーノ・タイプとかいう風に説明がついていたと思いますが・・・一番右のだけ、ラベルの写真が残ってました(笑)。これは、「'Dresden−Capitoline'
type」と書かれてます。ヘレニズム時代のギリシャのオリジナルから(を元に?)2世紀に作られたものだそうです。 ・・・なんかもう、たくさんありすぎてありがたみが(笑)。 本家本元?の、カピトリーノのヴィーナスは2007年のこちら(⇒)でご覧ください。
次は、アポロンを2体。アポロンも、たくさんありました(笑)。やはり、ギリシャ神話きっての美男子神サマですもんね♪ 続いては、アルテミス。左は、ミューズとして修復されたアルテミス。紀元前4世紀前半の、ギリシャのオリジナルを1世紀にコピーしたものだそうです。 アルテミスといえば・・・弓矢とか、月とか、トゥニカとか、それと分かるスタイルがあると思っていたのですが・・・これ、何の特徴もないですよね〜。ま、美しいですが・・・。 一方右は・・・確か、そこそこ有名だったとおもうんだけどなあ・・・ラベル撮り忘れてました(泣)。乳房がたくさんあるのが特徴です。普通(ギリシャ神話的には)アルテミスは処女神ですが、このスタイルって、確か・・・他の神話の神様とかとごっちゃになったりしてて、多産とか繁栄とかいう意味合いの女神として形作られているのではなかったかと・・・記憶モードです。すいません。
続いては、おそらくは、ファルネーゼ・コレクションのクライマックスでしょう。『ファルネーゼの牡牛』です。 ローマのカラカラ浴場から出土したみたいです。ギリシャのオリジナルは紀元前160〜50年のもので、これは2世紀後半から3世紀前半に作られたもののよう。出土した際は、バラバラになっていたみたいです。そのオリジナルはアジアのやや黄味がかった大理石部分。あとは、16、18、19世紀に、(古いものも含む?)様々な大理石を用いて修復されているようです。 ・・・ちょっと中途半端なのですが・・・博物館まだまだ長くなりそうなので、ここで一息。
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2011.10.26